「土地売却」をするなら押さえておくべき5つの知識

2020.02.15

カテゴリー：土地売却

今すぐではないけれど、いずれ土地の売却が必要になるとしたら、今からできる準備は何でしょうか？

初めての売却となれば、何から始めたら良いか戸惑ってしまいますね。

なるべく早く、良い条件で売却するためにも、基本的な知識を知っておくことが大切です。

売却は、
土地の相場をチェック
↓
不動産業者に査定依頼
↓
不動産会社との媒介契約の締結
↓
買主との売買契約の締結
↓
土地の引き渡し

という大まかな流れになります。

・土地の測量図を準備する

売却したい土地の測量図がなければ、正確な土地の査定が出せません。

法務局の窓口で請求しましょう。

・相場をチェックする

自分で土地の相場を知っておけば、適正な売却価格を付けるときの参考になります。

実際に近隣の土地がどのくらいの金額で取引されたかを調べるには、国土交通省の不動産取引価格情報検索というサイトを活用できます。

全国の土地や戸建てなどが実際に取引された価格（実勢価格）が、データベースになっており閲覧できます。

・複数の会社に査定依頼

査定額などを比較して、信頼できる会社と契約しましょう。

会社によって得意分野があり、そのエリアの土地売却に強い会社であるかどうかの見極めが大切です。

各業者のホームページなどで、土地売却のこれまでの実績を確認しましょう。

・土地をきれいな状態にしておく

空き地をそのまま放置しておくと、草が生えっぱなしになったり、ゴミが投棄されたりと、荒れた状態になっていきます。

購入希望者が見学に来る際は、希望額で売却できるよう良い印象を与えられるようにきれいにしておきましょう。

売却するためには、様々な費用がかかります。

・仲介手数料

土地の売買契約が成立したら不動産業者に支払います。

・税金

契約書に貼る収入印紙の「印紙税」、土地の名義変更の手続きの際に必要な「登録免許税」（通常は買主が負担）、売却したときに利益が出ると必要になる「譲渡所得税」があります。

・その他、測量費用、整地・更地費用など

以下のように様々な書類が必要になります。

〈不動産会社に売却依頼をする際の必要書類〉

・登記済権利証（登記識別情報）
・登記簿謄本（登記事項証明書）
・土地測量図・境界確認書
・前の持ち主からの土地購入時の売買契約書、重要事項説明書
・固定資産税納税通知書、および固定資産税評価証明書

〈買主に引き渡す際の必要書類〉

・身分証明書
・実印
・印鑑証明書
・銀行口座書類
・ローン残高証明書、またはローン返済予定表（売主がローン返済中の場合）

不動産業者に依頼するのが一般的な売却方法ですが、個人売買には「仲介手数料」がかからないというメリットがあります。

ただし、現地確認や値切り交渉への対応、契約書の作成などを全て自分でこなす必要があります。

お金の面のメリットだけにとらわれず、デメリットも十分に理解した上で売買を進めましょう。

まとめ

専門的で難しいと思われがちな土地の売却ですが、売却までの流れを知っておけば安心です。

業者に依頼する場合、個人間で売買する場合、いずれにしても最低限の知識を踏まえた上で始めましょう。