土地を売る前に確認しよう！土地売却の6つの流れ
いざ、土地を売らなければならなくなったときに、手始めに何をしたら良いでしょう？
必要に迫られての売却の場合、精神的に余裕がない状態で取り掛からなければならないかもしれません。
今のうちから、将来のための心の準備をしておけるよう、知っておくべき売却の流れを確認しておきましょう。
土地を売る6つの流れ
1土地の売却相場を確認する
まず、売りたい土地の相場を確認しましょう。
相場を知らなければ、適正な売却価格の判断ができません。
実際に近隣の土地がどのくらいの金額で取引されたかを調べるには、国土交通省の不動産取引価格情報検索というサイトを活用できます。
取引情報が少なく、参考にできない場合は、「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」による公示価格で相場を確認できます。
2土地の査定依頼をする
相場を把握できたところで不動産会社に査定を依頼します。
1社ではなく、何社か依頼しそのなかで比較し、そのなかから信頼できる会社と契約を結びましょう。
3不動産会社との媒介契約の締結
媒介契約には、専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約の3種類があります。
専属専任媒介契約は、1社のみとの契約、一般媒介契約は複数の会社と契約し、成約に至った1社のみに仲介手数料を支払います。
依頼する会社が決まったら、相談して売り出し価格を決めます。
土地を売却するにあたり、さまざまな費用がかかりますので、それを踏まえた価格設定をすることが重要です。
たとえば、建物を取り壊して更地にする場合の費用、隣接する土地との境界線を明確にするための測量費用、不動産会社に支払う仲介手数料などの費用や税金などがかかります。
4買主との売買契約の締結
買主が見つかり売買契約が決まったら、契約書を取り交わします。
契約書には、売買物件、代金、手付金額、支払日など、トラブルになりがちな重要な項目を記載します。
5土地の引き渡し
売買契約締結後、取り決めた日に土地の引き渡しを行います。
引き渡し日までは売主側の負担として固定資産税の精算をし、所有者の移転登記が必要です。
6引き渡し後の注意
引き渡したから終わり、ではなく、土地について何らかの欠陥が後になって見つかった場合、売主が責任を負う「瑕疵担保責任」があります。
もし重大な欠陥が見つかった場合、損害賠償請求をされる場合があります。
まとめ
土地をできるだけ早く、高い価格で売却するには、準備が必要です。
いざというときにすぐに売却に向けて動き出せるよう、できる準備をすすめておきましょう。