老後破産になる?住宅ローンは年金暮らしになる前に返すべき3つの理由
「老後、2000万円が不足する」という衝撃的なニュースがあり、老後破産の心配が現実のものとして迫ってきています。
あなたがまだ現役世代だとしたら、「贅沢な暮らしをしなければ生活できるのではないか?」という思いもあると思います。
しかし、少なくとも、年金暮らしになる前に返済を終えなければ、老後の生活に大きな影響が出てきてしまいます。
住宅ローンは年金収入になる前に返すべき3つの理由
1 老後資金の貯蓄に響いてしまう
持ち家の住宅ローンを支払っているとしたら、ローンが完済できるのは何歳の予定でしょうか。それは定年退職後でしょうか?
ローンの返済計画は、たとえば昇給、ボーナス、退職金などを考慮して組んでいるのでしょうか?
それらをもし得られなかったら、老後資金の貯蓄額に直に響いてきてしまいます。
2 年金収入額は現役時の収入よりも激減
今のままの生活水準で老後も暮らしていきたいとしたら、年金額と現在の支出額を比較してみましょう。
年金収入で果たして賄いきれるでしょうか?
10年、20年と住み続けているうちに、家のメンテナンスも必要になってきます。
3 病気リスクの上昇
元気であれば、退職後も夫婦で働きながら何とか生計を維持できると考えるかもしれませんが、年齢を経るにつれ、病気になるリスクも上がってきます。
もし働きながらギリギリ生計を維持しているとしたら、どちらかが倒れたら即、老後破産への道を進んでしまいます。
住宅ローンをすぐに返す方法
住宅ローンの返済が滞ってしまったら、差押通知書、競売開始決定通知書と進んでいき、競売にかけられ立ち退かなければならなくなります。
そうなる前に、返済が苦しく払えないとなったら、一刻も早く対策をとりましょう。
たとえば、不動産会社に家を売却し、代金を一括で支払ってもらえるサービス「リースバック」などの活用を検討しましょう。
もし、売却金額が残債の額を上回っていたら、ローンを一括で完済できます。
リースバックで売却した場合は、月々の家賃を支払うことで、変わりなく元の家に住み続けることができます。
なので、新たな住まいを探したり、引っ越す費用や労力も不要。
高齢だと賃貸住宅の契約が難しくなりますので、そのまま住み続け、同じ生活を続けられる安心は計り知れません。
もし、資金に余裕ができたら、家を買い戻して再取得することもできます。
まとめ
これから年金生活に突入していくという方。
住宅ローンの心配からは解放されて、穏やかに過ごしたいですね。
年金収入になる前の返済を目標に、計画を立てることをおすすめします。