住宅ローンの返済が終わらないとどうなるの?成功したある事例紹介

カテゴリー: ローン

マイホームという大きな買い物。
自分の収入と照らし合わせてローンを組んだものの、子どもの進学や自分の病気、転職などでもし状況が大きく変わってしまったら?長期のローン期間の中で、誰にでも起こり得ることです。

「もしも住宅ローンが終わらなかったとしたら・・・?」

どのような状況になるのかを、一度考えてみましょう。

 

 

住宅ローンの返済が終わらないとどうなる?

30年や35年という長期のローンを組んでいれば、自分の経済状況が変わることは十分に考えられます。
もし返済が滞ってしまった場合、そのまま滞納し続ければ債権回収のために住宅を競売に掛けられてしまいます。裁判所が強制的に不動産を売却、その代金から返済されます。
競売の手続きは代位弁済、差押え、競売、入札、立退きと進みます。入札者は物件の詳細を確認できないため、市場価格よりも低価格で売却されることが多いです。

 

 

成功事例紹介

住宅ローンの月々の返済が難しくなってきた…という場合、いくつかの選択肢があります。

自宅を担保に融資を受ける不動産担保ローン、住宅を売却した後、一括で代金を支払ってもらい、月々の家賃を支払うことで家に住み続けられるリースバックなどです。

ここでは、住宅ローンを滞納してしまった、でもマイホームに住み続けたくて「リースバック」を選択し、成功したある事例を1つご紹介します。

 

 

とある会社員(建設業)の男性は、15年前にマンションを購入。しかし、リーマンショックの影響で収入が激減。仕方なく複数のカード会社から借り入れましたが、やがてその返済も滞るようになったそうです。業者から「差押予告通知」が届き、裁判所からの「支払督促」があり、マンションは差押えによる強制執行寸前に。
そんな差し迫った状況でリースバックを知り、査定をお願いしたところ、債務よりも買取金額が上回ることがわかったそうです。
買取代金で住宅ローンもカードローンも完済し、行政による自宅の差押えも回避。住み慣れたマイホームに住み続けることができました。
自分の意志に反して、住み慣れた家を引っ越すというのは、引っ越しにかかる費用以上に、精神的なストレスが大きくかかってきます。

それはあなたにとってだけでなく、家族にとっても負担が大きなことです。

 

 

まとめ

もし返済に困ったら、滞納してしまう前に、まずは住宅ローンを組んだ金融機関に相談してみましょう。
いざ困った事態に陥ってしまったときに、どうしたらよいか、何を優先させたらよいか、それは一人ひとり違います。
「住宅ローンが払えない、でもマイホームを手放したくないし、今の生活を守りたい。」
そんな願いを叶えるための方法を知っていれば、いざというときに慌てずにベストな選択肢を選ぶ手助けになります。