老後の生活資金はいくら必要?年金収入だけで大丈夫?

カテゴリー: 老後

子どもの教育費の確保に精いっぱいで、目の前に迫る老後への備えができていない。
このままでは・・・
と思いつつも、どうすることもできずにここまで来てしまったというあなた。
もしものときの備えについて、考えてみましょう。
 

老後の生活資金はいくら?

定年退職後の生活について想像するのは、なかなか難しいかもしれません。
参考に、総務省の2017年の家計調査結果を見てみましょう。
 
調査によると、高齢夫婦無職世帯の1か月の家計支出は、26万3717円。
収入は、年金などの社会保障給付が19万1880円を含め、実収入20万9198円。
毎月5万4519円の不足分が出る計算になり、たった1年で60万以上の赤字に!
 
ここに介護費用などを加えると、さらに赤字は膨らみます。
こうなると、蓄えるどころか、貯金を切り崩しながらの生活になってしまいます。
 

老後は年金収入だけで大丈夫?

毎月赤字では、年金収入だけでは心配ですね。
普段はなんとかやりくりできたとしても、もし、家族が急に病に倒れたら、家計はいっきに破たんしてしまいます。
 
現金蓄えがなく、今から貯蓄を始めるのも難しい。資産といえるのは自分たちの住まいだけという場合、住まいを売るという選択肢も視野に入って来るでしょう。
手元の不動産を活用した資金調達の方法はいくつかあります。
 
ただ、売却したらその後の住まいはどうしますか?
「住み慣れた家から引っ越したくない…」
こういうときの選択としては、「リースバック」のように、売却した後も家賃を支払うことで住み続けられるサービスの活用が考えられます。
 
ただし、「リースバック」は家屋の所有者ではなくなり、家賃を支払い続ける必要が出てきます。また、手放した不動産の再取得も可能ですが、長いお付き合いになるので信頼できる企業に頼むことが大事です。
 
そのほか「不動産担保ローン」「リバースモーゲージ」などの他のサービスが考えられますが、十分に比較検討し、自分たちの状況に合った方法を見つけましょう。
いずれにしても、家計維持のためには一定の貯蓄が必要です。
 
まとまった金額の現金を得られれば、それをもとに資産運用することも可能ですし、何より、手元にすぐに使える現金があることの安心感は大きいですね。
 

まとめ

老後は待ったなし。今からできる対策を。
 
通帳とにらめっこをして、ストレスを抱えながら暮らすよりも、孫にお小遣いをやりたいし、旅行にも行きたい!
そんな願いを叶えられる暮らしを考えてみましょう。