自宅売却後も住み続けられる【リースバック】とは?メリット・デメリット
両親との最期の別れは、いつ訪れるかわかりません。
いざ直面したときに、待ったなしで起こるのが相続の問題です。
わかっていても、相続税を支払えるほどのたくわえがない…
不動産を相続予定のそんなあなたに、おすすめしたいサービス「リースバック」をご紹介します。
リースバックとは?
リースバックは、ご自宅などの所有の不動産を売却した後、売却費を一括で受け取れ、借主として家賃を支払いながらそのまま住み続けることができるサービスです。
相続人は、被相続人の死を知った日の翌日から10ヵ月以内に、相続税を一括現金で納めることが法律で定められています。
「うちには、相続するような財産はない」
そう思われるかもしれません。
しかし、相続するものがご自宅と土地のみで現金がない場合、どうなるでしょうか。
すぐに売り手が見つかるかどうかわかりませんし、家族が住み続けている家ならすぐに手放すことも難しいでしょう。
こんなとき、リースバックを利用すれば、一般的な売却方法よりも比較的早く現金にすることができるので、相続税の支払いに充てられます。なおかつ、契約期間中は家賃を支払いながら今まで通り住むことができます。
売却で得たお金の使い道は、相続税の支払いだけでなく自由に生活資金として活用することも可能です。
契約期間満了後は、再度契約して住み続けるか、退去するか、または再取得するか。
状況に応じて選択することができます。
リースバックのメリット・デメリット
メリット
リースバックには以下のようなメリットがあります。
1.売却後も住み続けられます。
ご自宅を売却し、「所有者」から「借主」に。所有者ではなくなりますが、今までの生活を変える必要がありません。
2.そのまま手放すのではなく、再取得の選択肢もあります。
3.売却代金は資使途に制約なく、生活資金として利用できます。
4.どんな不動産でも対象です。
マンション・戸建・土地・ビル・店舗などの形態は問わず、築年数などにかかわらず対応します。
5.所有者でなくなるため、固定資産税がかからなくなります。
6.最短5日で決済可能。
7.広告など、購入希望者への販売活動は行わないため、ご近所・周囲に知られずに売却できます。
デメリット
一方で、デメリットも存在します。
1.所有権が移る
2.毎月の家賃支払いが発生する
これらはデメリットと言えるでしょう。
それぞれの特徴を良く知り、あなたにとっての最適な方法を見つけてください。
まとめ
大切な人との別れは、心穏やかに迎えたい。
家族を失い悲しみを共有する遺族同士で揉めることなく、亡き人の思い出を語り合い過ごせるように、最善の選択ができるよう様々な方法を比較検討してみてください。